ガザ地区で無脳児などの奇形児の出生が増加 イスラエルがなんらかの汚染兵器を使用か

脳を持たずに生まれたカヌーの少女は、ガザにおける大量虐殺犯罪の最新の兆候です。
https://palinfo.com/news/2025/05/03/950492/

ガザ – パレスチナ情報センター
2025年5月3日土曜日午後3時38分

「脳がない」上に衝撃的な奇形を持つ女児「マラク・アハメド・アル・カヌ」は、北ガザ県のアルアウダ国立病院で誕生した。これは、欧米の比類なき支援を受けて占領が続けている人道的大惨事と大量虐殺犯罪の最新の兆候である。加えて、ガザの人々の健康に壊滅的な影響を与えている致死的な兵器はもはや想像もできないが、この事件は世界が見守る中で犯された犯罪の規模を要約している。

ガザ地区保健省のムニール・アル・バラシュ局長は、Xプラットフォームの公式アカウントに犯罪を記録した動画を投稿し、生後2日の女児アル・カヌーは「子宮内で胎児に奇形が見られた衝撃的な症例」の1つだと述べた。

彼は、この現象は戦争において著しく増加しており、イスラエル軍がガザ地区の民間人や子どもたちに対して実験している兵器の使用と関係があるかもしれないと指摘した。

アル・バラシュ氏は、現在ガザで起きている事態は、イラク侵攻後に記録された、爆撃による汚染と放射線の影響で先天異常の率が上昇した状況を思い起こさせると強調した。

彼は、度重なる事件の原因と使用された武器の性質について国際的な調査を行うよう求めた。

大幅な増加

私たちが入手した公式統計と医療報告書によると、2023年10月7日に始まったイスラエルによるガザ地区への戦争が数か月続いている間、先天性欠損症に苦しむ子供の数が大幅に増加している。

公式統計によれば、2024年の6月、7月、8月の3ヶ月間にナセル医療複合施設だけで172人の新生児が先天性奇形や障害と診断され、そのうち20%が死亡した。ガザ地区北部でも同様の症例が大幅に増加した。アル・シーファ病院の破壊、同病院の医療・行政システムの崩壊、そして民間の診療所間での感染者の分散により、正確な数字は不明である。

アルジャジーラの調査によると、ナセル医療複合施設のタハリール婦人出産病院の保育部門責任者であるハテム・ザヒール医師は、先天性奇形、特に心臓、生殖器、下肢に異常のある新生児の数が着実に増加していることを確認した。

欧州地中海人権監視団のラミ・アブド代表は、イスラエル占領軍が2023年10月7日以降ガザ地区に7万トンの爆発物を投下したことを確認した。

アブド氏はプレス声明で、「ガザ地区の新生児の先天異常の増加と占領軍が同地区に投下した爆弾との間に関連がある可能性があるが、専門家による証明が必要であり、占領軍は専門家らがガザ地区に入るのを阻止しようとしている」と述べた。

国連人口基金によれば、ガザ地区の妊婦5万5000人のうち最大20％が栄養失調に陥っており、その半数は高リスク妊娠に直面している。 2月と3月には、少なくとも20％の新生児が早産で生まれ、合併症や奇形、あるいは栄養失調を患っていた。