林真須美死刑囚さん、度重なる再審請求をことごとく却下されてしまう

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27年前、和歌山市で4人が死亡した「毒物カレー事件」で、殺人などの罪で死刑が確定した林真須美死刑囚が、再審＝裁判のやり直しを求めた2回目の申し立てについて、大阪高等裁判所は認めない決定をしました。林死刑囚はこれとは別に3回目の再審請求をしていて、和歌山地方裁判所で審理が続いています。

1998年7月、和歌山市園部の夏祭りの会場で、カレーライスを食べた4人が死亡し、63人がヒ素中毒となった「毒物カレー事件」で、近くに住む林真須美死刑囚（63）が殺人などの罪に問われ、2009年に死刑が確定しました。

林死刑囚は4年前、「第三者の犯行である証拠が見つかった」などとして、再審を求める2回目の申し立てを行いましたが、和歌山地裁はおととし、再審を認めない決定を出し、林死刑囚側が即時抗告していました。

27日の決定で大阪高等裁判所の石川恭司裁判長は「林死刑囚側が新たな証拠だと主張している資料は過去の裁判で提出され、判決の認定でも参考にされたもので、新たに発見した証拠とは言えない」などとして再審を認めませんでした。

これマジ？