
ワイ「ありがとう。愛子は優しいんだな。」
宮中の人たち「こっちのほうに逃げたぞー!」
ワイ「愛子!追っ手が来たぞ。隠れろ。」
愛子さま「ン゛ン゛ッ…」
宮中の人たち「こっちにバケモ…いや、皇女様は来なかったか?」
ワイ「来てへんで。」
宮中の人たち「そうかじゃああっちを探すか。」
ワイ「もう大丈夫だよ愛子。出てきても平気だよ。」
愛子さま「ン゛ン゛」
ワイ「愛子はワイが守ってあげるからな!」
ワイ「ン゛ア゛!?」(笑顔)
ワイ「お、おう…なんか今“任せろ”って顔してなかったか?」
愛子さま「ン゛ン゛ッ」(こくりと頷く)
ワイ「頼もしすぎるやろ…」
(そのとき――)
宮中の人たち「さっきの声、この辺から聞こえなかったか!?」
ワイ「やばい、まだおるやんけ!」
愛子さま「ン゛ッ!」(ワイの袖を引く)
ワイ「ん?あっち行けってことか?」
愛子さま「ン゛ン゛!」
ワイ「了解や、作戦任せたで隊長!」
(物陰をすり抜け、庭園の奥へ)
宮中の人たち「いない…?いや、足跡が…!」
ワイ「くっ、鋭いな…!」
愛子さま「ン゛ア゛」(地面をトントン)
ワイ「え?ここ掘れってこと…?」
(少し掘ると、古びた扉が現れる)
ワイ「地下通路!?なんでそんなの知ってんねん!」
愛子さま「ン゛~♪」(ドヤ顔)
ワイ「ガチで何者なんや…」
(2人は地下へ滑り込む)
宮中の人たち「くそっ…見失ったか…!」
――静寂。
愛子さま「ン゛…」(隣にちょこんと座る)
ワイ「…なあ愛子」
愛子さま「ン゛?」
ワイ「ワイさ、さっき“守る”って言ったけど…」
(少し笑って)
ワイ「どう見ても守られてる側やわ」
愛子さま「ン゛ア゛!」(満面の笑み)
ワイ「…まあええか。これからもよろしくな、相棒」
愛子さま「ン゛ン゛!」
ワイ「…にしても、ここどこまで続いとるんや」
愛子さま「ン゛…」(壁に手を当ててじっとする)
ワイ「またなんか感じ取っとるんか…?」
(ゴゴゴ…と低い音)
ワイ「うおっ!?なに今の!」
愛子さま「ン゛ア゛」(奥を指差す)
ワイ「行けってことか…しゃーない、腹くくるか」
(進むと、広い空間に出る)
ワイ「なんやここ…地下とは思えん広さやな」
(中央に古い石の台、その上に何かが光っている)
ワイ「…あれ、まさか」
愛子さま「ン゛ン゛」(小さく頷く)
ワイ「触ってええんか?」
愛子さま「ン゛ッ!」
(ワイがそっと手を伸ばすと――)
バチッ
ワイ「うわぁっ!?!?!?!?」
(光が広がり、周囲の壁に模様が浮かび上がる)
(その瞬間、石の台の光がさらに強くなる)
ワイ「うお、まだなんか起きるんか!?」
(奥の壁がゆっくり開く)
ゴゴゴゴ…
ワイ「…マジかよ、まだ先あるんかい」
愛子さま「ン゛ン゛!」(楽しそうに駆け出す)
ワイ「ちょ、待てって!罠とかあるかもしれんやろ!」
(慌てて追いかける)
ワイ「ほんまに自由やなこの子…!」
(暗闇の向こうへ、2人は消えていく――)
ワイ「ちょ、スピード落とせって!ほんまに危ないで!」
愛子さま「ン゛ン゛~」(振り返ってニコニコ)
ワイ「いやその“たぶん大丈夫”みたいな顔が一番怖いんやけど!」
(そのとき、足元がカチッと鳴る)
ワイ「…え?」
――ブォンッ!!
(天井から矢が一斉に飛び出す)
ワイ「うおおおお!?罠あるやんけぇぇぇ!!」
愛子さま「ン゛ッ!」(ワイの手を掴んで横に飛ぶ)
(ギリギリで回避)
ワイ「はぁ…はぁ…死ぬかと思った…」
愛子さま「ン゛ア゛」(ちょっとドヤ顔)
ワイ「ドヤ顔すな!お前絶対わかってて進んでたやろ!」
愛子さま「ン゛~♪」
ワイ「否定せんのかい!」
(さらに奥へ進むと、空気が変わる)
(巨大な扉が現れる。黒く重厚で、中央に紋様)
ワイ「ラスボス部屋みたいなん出てきたな…」
愛子さま「ン゛…」(真剣な顔で扉に近づく)
ワイ「開けるんか…?」
(愛子さまが手をかざすと、紋様が淡く光る)
ゴゴゴ…
ワイ「うわ、マジで開いた…」
(扉の中――)
ワイ「……誰か、おる?」
(薄暗い空間の中央、誰かが立っている)
???「……やっと来たか」
ワイ「!? 誰やお前!」
???「待っていたぞ、“鍵”と“導く者”を」
ワイ「は?鍵?導く者?」
(その人物が一歩前に出る)
ワイ「“それ”って言い方やめろや」
愛子さま「ン゛ッ…」(少し警戒する)
???「安心しろ。奪うつもりはない。ただ――試すだけだ」
ワイ「試す?」
(次の瞬間、空間が歪む)
ワイ「うわっ!?なんやこれ!」
???「ここから先に進む資格があるかどうか…見極めさせてもらう」
愛子さま「ン゛ア゛…」(ワイの前に立つ)
ワイ「おい、前出んなって…」
(小さく息を吐いて)
ワイ「…でもまあ」
(拳を握る)
ワイ「相棒がやる気なら、ワイもやるしかないか」
愛子さま「ン゛ン゛!」
???「いい目だ。では――始めよう」
(空間が完全に変わり、戦いの気配が満ちる)
ワイ「来るで…愛子!」
愛子さま「ン゛ア゛!!」
正直舐めてたわ
ワイ「……やっぱ夢ちゃうよな、これ」
(部屋の明かりを消し、ベッドに寝転びながらポケットからあの石を取り出す。昼間はただの欠片に見えたそれが、今はかすかに脈打つように光っている)
ワイ「心臓みたいに動いとるやんけ……怖っ」
(指でつまむと、石の表面に微細な模様が浮かび上がる。それは昼間に見た“記録庫”の柱と同じ幾何学的な紋様だった)
ワイ「……これ、まさか通信機とかちゃうよな」
(その瞬間――)
ピシッ……
ワイ「……今、ヒビ入らんかった?」
(石に細い亀裂が走り、そこから淡い光が漏れ出す。次の瞬間、部屋の壁一面に映像が投影された)
ワイ「うおおお!? なんやこれ!!」
(映し出されたのは、昼間見た“記憶”とは違う。もっと荒々しく、未整理のデータの奔流――そしてその中心に、見覚えのある場所)
ワイ「……皇居……? いや、違う……地下……?」
(映像の中、暗い空間に“何か”が蠢いている。光ではなく、影の塊のような存在。それは記録庫の柱にまとわりつくように広がっていた)
???「――――ノイズ、検出」
ワイ「は?」
(背後から声がして振り返ると、そこには誰もいない。ただ、スマホの画面だけが勝手に点灯している)
ワイ「ちょ、ちょっと待てや。誰と話しとんねんワイ」
(スマホを手に取ると、画面には文字が高速で流れている)
《導く者:識別確認》
《接続確立》
《緊急プロトコル起動》
ワイ「いやいやいや、終わったんちゃうんかい!!」
(ブツッ――と音がして、画面が一瞬暗転する。そして、次に映ったのは――)
愛子さま「……ン゛ン゛……?」
ワイ「うおっ!? 愛子さま!?」
(画面越しの彼女は、昼間とは違いどこか緊張した面持ちをしている)
愛子さま「ン゛ッ……ン゛ン゛ッ……!」
(短く、強く何かを伝えようとしている)
ワイ「……時間ないって感じか?」
(愛子さま、素早く頷く)
愛子さま「ン゛ア゛……ン゛ッ……」
(不安げに視線を揺らす)
ワイ「なんか起きたんやな……」
愛子さま「ン゛ン゛ッ……ン゛……!」
(両手を胸の前で広げてから、ぎゅっと握る仕草)
ワイ「……再起動は成功したけど、“余計なもん”も一緒に起きた……ってとこか?」
愛子さま「……ン゛ッ」(強く頷く)
(ワイの脳裏に、さっき見た“影”がよぎる)
ワイ「さっきの黒いヤツか……?」
愛子さま「……ン゛ア゛……」(ゆっくり頷き、目を伏せる)
ワイ「マジかいな……」
愛子さま「ン゛ン゛……ン゛ッ……!」
(地面を指さし、そこから外へ押し出すような仕草)
ワイ「外に出ようとしてる……?」
愛子さま「……ン゛ッ!」
ワイ「いやいやいや、そんなもん出てきたら終わりやろ!」
愛子さま「ン゛……ン゛ン゛……」
(少し申し訳なさそうに、でも真っ直ぐ見つめてくる)
愛子さま「ン゛ッ……ン゛ン゛ッ……!」
(焦ったように手を伸ばす)
ワイ「長く話せんのやな……」
愛子さま「……ン゛ッ」(小さく頷く)
ワイ「で、どうすればええ」
愛子さま「……ン゛ン゛ッ……!」
(画面越しにこちらを指差す)
ワイ「……またワイかい」
愛子さま「……ン゛ア゛」(少しだけ申し訳なさそうに頷く)
ワイ「はぁ……しゃーないな」
(ポケットの石を握る)
ワイ「で?」
愛子さま「ン゛ッ……ン゛ン゛……」
(石を指差し、次に何かに名前を書くような仕草)
ワイ「……これで干渉して、“名前つける”んやな?」
愛子さま「……ン゛ッ!」(力強く頷く)
ワイ「いや待てや、それ危なくないか? 名前つけたら存在確定するやん」
愛子さま「ン゛……ン゛ン゛……」
(首を横に振る→手で枠を作るような仕草)
ワイ「……名前がないと、逆に制御できんってことか」
愛子さま「……ン゛ッ」
(数秒の沈黙)
ワイ「……詰んでへん?」
愛子さま「……ン゛ア゛」(わずかに苦笑するように息を漏らす)
(そして、ゆっくりとこちらを見つめる)
愛子さま「ン゛ン゛……」
(まっすぐ指を向ける)
ワイ「……ワイならいけるって顔やな、それ」
愛子さま「……ン゛ッ」(コクン)
ワイ「なんやその雑な信頼……」
(その時、部屋の電気が一斉に消える)


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