障がい者になりたい！どうすれば障がい者になれるか教えろ！

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA03B860T01C25A0000000/

障がい者雇用率、手帳ない難病患者らも算定対象に　厚労省検討

厚生労働省は3日、企業に義務付ける障がい者雇用率の算定に障がい者手帳を持たない難病患者らも含める方向で検討すると明らかにした。どんな症状を対象にするかといった基準は今度詰める。2027年の関連法の改正を目指す。

厚労省の有識者研究会に示した。視覚や臓器に症状が出る難病などを念頭に置く。患者の申請に基づき、医師の意見書などを踏まえて該当するかを個別判断する方法を想定する。服薬の必要性や体調の不安定さなどを加味して就労の困難さを判定する。

障がい者雇用促進法は企業などに一定割合以上の障がい者を雇う義務を定める。民間企業の場合、2.5%以上の雇用が必要で、従業員40人以上から義務が生じる。現在は身体、知的、精神の各障害のうち、原則として障がい者手帳を持つ人だけが算定対象になる。

厚労省の22年の推計では、難病と診断された人は126万人で、このうち手帳を持つ人は75万人と6割程度だった。厚労省によると、24年6月時点で法定雇用率を達成した民間企業の割合は46.0%にとどまる。