問題はインタビュー時間が残り2分となり、最後の質問に移ったときに起きた。インタビュー記事(https://eiga.com/news/20250905/8/)では、以下のようにまとめている。
――最後に、黒澤映画を知らない若い人にすすめるとしたらなんですか?
侍映画からはじめるのはどうだ? 「用心棒」、「七人の侍」。血が好きだろう。首が切り落とされる。そこでミフネとクロサワの偉大なコンビについて学ぶことになる。「羅生門」、「用心棒」、そして「天国と地獄」に辿り着く。
――黒澤作品を見るきっかけを提供してくれてありがとうございます。
こちらこそ、ありがとう。
実は、記事では実際のやりとりを圧縮している。実際のインタビューでは5分以上にも及ぶやりとり、というか詰問が始まったからだ。
ぼくはこう繰り出した。
――本作を作ってくれて本当に感謝しています。今の日本では黒澤作品を一度も見たことがない人が少なくありませんから。
あくまで監督から黒澤作品のおすすめを引き出すためのフリにすぎなかった。しかし、本題に入る前に、監督が遮る。
「一度も?」
監督はあっけにとられた顔で聞く。
「今の若い世代が偉大な日本の映画監督、クロサワの映画を観たこともないと言っているのか?」
ぼくは「はい」と答えた。取材前に統計を取ったわけではないが、肌感覚で分かっているつもりだ。ジブリとは違うのだ。
そもそも黒澤監督に限らず、ゴダールやフェリーニ、トリュフォー、ベルイマンといった巨匠の作品を見たことがあるのは一部の映画通だけだと思う。自分の子どもたちも白黒映画というだけで拒否反応を示した。もしかしたらヒッチコックやキューブリックですら見たことがないかもしれない。
「では、質問させてくれ」
スパイク・リー監督は続ける。
「それはいったい誰の責任だ?」
スパイク・リー監督からの“詰問”に動揺 緊迫のやりとりを公開「今の若い世代がクロサワ映画を一度も観たことがない?誰の責任だ?」【ハリウッドコラムvol.367】(映画.com) - Yahoo!ニュースゴールデングローブ賞を運営するゴールデングローブ協会に所属する、米LA在住のフィルムメイカー/映画ジャーナリストの小西未来氏が、ハリウッドの最新情報をお届けします。 先日「天国と地獄 Highnews.yahoo.co.jp
もちろん、インタビューのときは動揺していたから、理論立てて説明なんてできないし、そもそも取材終了時間をとっくに過ぎている。
Zoomのチャット欄には、取材を取り仕切る広報の人からメッセージが入っていた。
「難しいのは分かるけれど、早く切り上げてくれないかしら?」
広報も監督を催促することはできないのだ。
それで、もごもごと言い訳めいた言葉を呟いていると、さらに監督は続ける。
「では、なぜ親たちはクロサワを子どもたちに紹介してこなかったんだ? その答えは何だ?」
ぼくはまたも答えられない。チャットのウィンドウには、「次のインタビュアーが待っている」という文字。
監督の質問が続く。
「君は、日本で何か記者団体に所属しているのか?」
日本映画ペンクラブ、と答える。
「では、私が君をその団体の会長に任命しよう。若い日本人にクロサワ映画を紹介する任務を君に託す」
ふざけて言っているのは分かっている。でも、その熱量がすごくて冗談に思えない。
「ええ、まあ、検討します」と適当に答える。
「それでーー」
監督は許してくれない。
「君の名前はコニシ。そうだよな?」
「は、はい」
「これは君の仕事だ、コニシ。君の義務だ。これは君の、何と言えばいいか? これは君の……」
「道徳的義務です」と言葉を継ぐ。
さっさと取材を終わらせなきゃいけない。
「そうだ、道徳的義務だ」
監督はにんまりして続ける。
「日本にも議会があるね」
「は、はい」
「そこで、法案を提出したまえ。日本の若者が自国の偉大な映画監督、史上最高の映画監督のひとりの作品に触れることを義務化するんだ」
それからもヤクザがどうだとかブルックリンがどうだとか、こちらの理解を超えて話し続ける。
いい加減、監督のほうにもストップがかかったようだ。書斎にいる誰かからなにかを告げられると、はっとして真顔になった。脱線していることに気づいたようだ。
ここしかない。ぼくは用意していた質問を繰り出した。
「黒澤映画を知らない若い人にすすめるとしたらどれがいいですか?」
かくして、インタビュー記事の最後の部分をようやく聞き出すことができたのだ。
冷や汗をかかされたけれど、取材時間をオーバーしてでも語り続けた監督の熱量こそが、黒澤作品への最高のリスペクトだったのかもしれない。
てか古すぎ
もうこのレベルに達したら芸術の命も終わりだね
僕だって黒澤映画なんて見たことないけど、
七人の侍や羅生門は聞いたことくらいはあるわ
俺も見たことないけど名前だけは知ってる
でもこれって終わってるのと同じだろ
黒澤明を最高の監督として挙げる人が多いのも納得した
ただ台詞が聞き取りづらいから頼むから-NEXTは字幕を入れて欲しい
ついでに韓国作品には吹き替えを入れて欲しい
バカみたいなコンテンツに浸かって脳みそが劣化したアホしかいないから
今風にすればそこそこ見るよな
リメイクするだけでも割と無理がある作品が多そうな気がする
現代では受け入れられないようなバッドエンドだったり、複雑だったりするから
リメイクで大変な目に逢ったのが「隠し砦の三悪人」樋口真嗣監督と「椿三十郎」森田芳光監督
リメイクやんない方が良かった作品となった
東宝さんですわ~
紹介の仕方がおかしいんだよ娯楽ベースとは思わなんだわ
長い七人の侍はともかく用心棒も椿三十郎も楽しい映画なんだよな
偉いゲージュツ作品みたいに紹介するやつが悪いわ
なぜか総合芸術である映像作品ってやらないんだよね
日本の実写映画は70年代前半くらいで死んでる
リメイクからオリジナルにさかのぼりたくなるようなの頼む
そら自分のテリトリーでアレコレ言うのは容易でしょうよ
集中力が絶対続かない
見てもいないくせに何がわかるんだ?
若者の話じゃね?
少なくとも鬼滅の刃よりは面白いと思う
SFはSFX技術の進歩や現実の科学の発達とのズレで寿命短いからな
Matrixですら古臭い
今どきアンテナ付きガラケーとCRTモニタにダイヤルアップ接続ってw
白黒の時点で見ない
観れば観てない奴より明らかに文化的素養が身に付くのに、もたいないね(´・_・`)
アメリカはわりと古典映画見せるし見るんだよな
だからオマージュとかも分からん
マジで映画と言わずあらゆる映像作品でパクられまくってる
宮崎駿、黒澤明、あとだれかだろ
ってのが無理なんだろう
相当面白いのでないとタイパ悪いから
君映画自体見ないだろ
現代は字幕付けたほうがいいと思う
少し聞き取りづらい




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