裁判長「本控訴を棄却。被告人は無期懲役とする」被告「うるせえ上等だ、かかってこいや」

広島地裁の判決によりますと、今泉俊太被告（33）は、海田町の事務所で竹内義博（当時71）さんに、殴る蹴るなどの暴行を加えました。さらにほかの5人と、現金およそ11万円を奪って竹内さんを死亡させるなどしたとして、6月に無期懲役の判決を言い渡されています。
弁護側は判決を不服として控訴し訴訟手続きの法令違反や事実誤認、量刑不当を主張しました。
2日の裁判、今泉被告は「あー、かったりー」「バカバカしい」などと発言しながら入廷しました。
広島高裁の畑山靖裁判長から「本件控訴を棄却する」と判決の主文が言い渡されると、今泉被告は「デタラメ裁判官」「上等だこの野郎」などと不規則な発言をしたため、退廷を命じられました。その後、傍聴席の報道陣に「おめぇらも勝手に記事にしてんじゃねぇぞ」と暴れ、刑務官によって退廷させられました。
被告人不在のなか、畑山裁判長は「弁護側が請求した証拠の必要性、相当性が認められない」「一審判決に事実誤認はなく、量刑不当も認められない」などと判決理由を読み上げました。

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