「男系派」、落選相次ぐも なお強い自民党内の影響力 成城大教授・森暢平
比例区に自民党から出馬した赤池誠章は2005年の郵政選挙（衆院選）での初当選組である（のち参院議員に転身）。赤池のブログには「皇室典範改正問題に取り組みました。直系最優先（女性天皇、女系天皇容認）の皇室典範改正議論があり、同志とともに慎重論を訴えました」とつづられている。同期の稲田朋美とともに「伝統と創造の会」を発足させ、「日本会議」国会議員懇談会の事務局次長を務めたこともある。今回、前回の約13万票から10万2834票に票を減らし落選した。特定枠を入れた自民党内順位は17位（当選は12位まで）。
同じく比例区の自民党候補の和田政宗は、ＮＨＫアナウンサーだったが13年の参院選にみんなの党から出馬して初当選、のち自民党に移籍した。今年5月15日、『読売新聞』が、女性天皇を容認する記事を掲載した際、ＳＮＳに「男系による皇統の継承を揺るがせては絶対にならず、女性宮家の創設や女系天皇はあり得ず……」と書き込んだ。前回参院選で「日本会議」推薦候補であった衛藤晟一（比例）が引退したため、衛藤の後継推薦候補となった。ところが、今回得た票は6万4665票で、自民党内24位。当選ラインには遠く及ばなかった。19年選挙では約29万票を得ていたから（自民党内5位）、惨敗だ。
一方、同じく「日本会議」推薦候補の有村治子は今回、16万6025票で、自民党内の9位を確保し何とか当選した。前回は約21万票を得ていたから、票を4万も減らしている。有村は選挙期間中、当落線上にあることをアピールした。「日本会議」推薦候補は和田と有村の2人で、最後に戦略的に有村に票を集めたと囁（ささや）かれている。
「日本会議」推薦候補は前回、衛藤と有村で36万票を集めた。今回は和田と有村で23万票である。岩盤保守層が参政党に流れたことが大きな要因であろう。
今回、自民党から当選した39人について、女性天皇問題／旧宮家養子案に対しどのような立場を取っているか、『毎日新聞』『読売新聞』の候補者アンケートを分析してみた。
『毎日』は、全候補者に「現在の皇室典範では男系男子のみに皇位継承資格があり、女性は天皇になれません。女性が天皇になることについて、どう思いますか」という質問をぶつけた。選択肢は、「女性天皇に賛成で、父方が天皇の血筋につながらない女系天皇も賛成」（女系・女性天皇容認）、「女性天皇は賛成だが、父方が天皇の血筋につながらない女系天皇には反対」（女性天皇のみ容認）、「女性天皇に反対」（女性天皇反対・男系維持）の三つである。女系・女性天皇容認の答えはなく、「女性天皇のみ容認」15人（38％）、「女性天皇反対・男系維持」8人（21％）、無回答ほか16人（41％）であった。
一方の『読売』は「皇室典範では、皇位を継承できるのは皇統に属する男系男子のみと規定されています。皇位継承権について、どの考えに近いですか」と聞き、選択肢は「父方が天皇の血を引く男系男子のみ皇位を継承できる現在の制度を維持する」（女性天皇反対・男系維持）、「男系の女性天皇は認めるが、母方が天皇の血を引く女系天皇は認めない」（女性天皇のみ容認）、「女系天皇も認める」（女系・女性天皇容認）、「天皇制は存続の是非も含めて見直すべきだ」（天皇制廃止）の4択。やはり、女系・女性天皇容認はなく、「女性天皇のみ賛成」12人（31％）、「女性天皇反対・男系維持」が17人（44％）、無回答ほか10人（26％）であった。
『毎日』の「女性天皇反対・男系維持」が8人（21％）に対し、『読売』が17人（44％）と倍なのは、どうしたことだろう。
選択肢のワーディングの問題があるだろう。『毎日』は「女性天皇に反対」と直接的な選択肢であるが、『読売』は「父方が天皇の血を引く男系男子のみ皇位を継承できる現在の制度を維持する」とソフトな表現になっている。前者はネガティブ、後者はポジティブなワーディングであり、『読売』ではこの選択肢を選びやすいが、『毎日』では選びにくい。
この結果、『毎日』の質問では「女性天皇のみ容認」であった岩本剛人（北海道）、酒井庸行（愛知）、堀井巌（奈良）、東野秀樹（比例）、本田顕子（比例）の5人は、『読売』では「女性天皇反対・男系維持」となった。少なくとも、男系派も揺れていることが分かる。
私は「女性天皇のみ容認」が『毎日』『読売』とも3割台はいることに注目したい。
注目される議員を挙げると橋本聖子（比例）がいる。彼女の回答は『毎日』『読売』ともに「女性天皇のみ容認」である。選択的夫婦別姓制度についても両アンケートで明確に賛成した。第4次安倍晋三内閣、菅義偉内閣で男女共同参画担当大臣に就任して以来、選択的夫婦別姓推進の立場を明確にした。この点は党内少数意見である。橋本が天皇制について発言したことはないが、元女性アスリートとして、男女がともに活躍する社会を目指すならば、女性天皇を容認する立場もうなずける。選挙の公約で女性天皇を容認したからには、それに向けて動き出すべきである。
だが、現状の皇位継承議論は、女性皇族の結婚後の皇室残留のみにとどまり、その先の女性天皇に踏み込んでいない。自民党内の「女性天皇容認派」は、永田町という舞台でも、愛子天皇の可能性を含めて議論を進めるべきである。
男系維持派の声はなお強く、橋本のような立場は党内で潰（つぶ）される運命にある。しかし、それでは「女性天皇容認」は、選挙の時だけのポーズと受け取られかねない。健闘を期待したい。
ヒサ東大への発狂具合見てても
おまえらはそれを認められるの？
黒人男が天皇の血を引いてないからダメ
天皇の血を引く男が、血を継いでいかなきゃダメ
とんでもない差別主義
何が立憲君主だよ
クソほどどうでもいい
そもそも天皇制自体いらないしな
なんでこんなに拘るのかわからん
こいつらホモかよ気持ち悪いな
それなんの為の摂政なの?
ほんで愛子の孫が次世紀の嫌儲名誉板長になるんよ😌
神道の祭祀の枠で保護したらいい
政府が潰れた時にまた担ぎ上げればいいんだし
天皇が宗教なら
その天皇に税金使ってんのは政教分離に違反してるわ
自公悪党と銭団連のおかげですね～
仮に愛子に決まればそれはそれで荒れると思うよ
皇室の意向を全く尊重しない反日連中
男系維持しろ派の方がその方法論が論外過ぎて話にならん
人権無視の差別制度だよ
旧宮家案ってのは
オグリキャップとディープインパクトが同じ父系だという以上の無理筋なんですわ
天皇って能力じゃねぇんだからそういう観点では必要ないだろ
確かに
「伝統ガー！」とかいう感情論なんていらんねん
できないなら天王星廃止しろ
皇室終わるよね確実に
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