トランプ大統領が目指す世界は中国、ロシアと天下を山分けにした三国鼎立の計だった模様

https://www.nytimes.com/2025/05/26/us/politics/trump-russia-china.html

トランプ氏はロシアと中国を巻き込んださらに大きな構想を描いているのかもしれないが、それは究極の取引となるだろう。

トランプ大統領の行動や発言を見ると、
いわゆる三大国である米国、中国、ロシアがそれぞれ地球上のそれぞれの地域を支配する世界をトランプ大統領が思い描いているのかもしれないと指摘する者もいる。

それは19世紀の帝国統治様式への逆戻りとなるだろう。

トランプ氏は、グリーンランドをデンマークから奪取し、カナダを併合し、パナマ運河のアメリカの管理を再び確立したいと述べている。
西半球におけるアメリカの支配を拡大しようとするこれらの試みは、米国の裏庭に勢力圏を築きたいという彼の願望をこれまでで最も明確に示している。

トランプ氏は同盟国を批判し、世界各地から米軍を撤退させる考えを表明している。
これは、欧州とアジアにおける米国の安全保障プレゼンスを縮小しようとしているロシアと中国にとって有利となる可能性がある。
トランプ氏は、ロシアのウラジーミル・V・プーチン大統領と中国の習近平国家主席を、強く賢明な親しい友人としてしばしば称賛している。