日本に難民申請したミャンマー代表GK、J3横浜に入団　我々日本人はミャンマーからの難民を歓迎します

サッカーのミャンマー代表選手としてワールドカップ（W杯）予選で来日後、母国のクーデターに抗議の意志を示して難民申請したピエ・リヤン・アウンさん（27）が、Jリーグ3部（J3）のYSCC横浜（横浜市）の練習生になることが分かった。
同クラブは国際交流を重視しており、今月上旬、練習に迎え入れていた。

現在暮らす大阪市から横浜に引っ越し、ミャンマー人初のJリーガーとして選手登録を目指す。
本紙の取材に「支援してくれた皆さんにとても感謝している。一生懸命練習して頑張りたい」とコメントした。
ピエ・リヤン・アウンさんは5月の日本戦で、国歌斉唱の際にクーデターに抗議する「三本指」を掲げた後、帰国を拒否。難民認定申請をした。
難民認定の審査結果は出ていないが、今月2日、日本政府がクーデター後に設けた緊急措置の対象として、「特定活動」のビザを得て、6カ月間の在留と就労が可能になっていた。

YSCC横浜は1986年に発足。フットサルチームも持つ。
「ボールで世界平和」をスローガンに、スポーツ用品を開発途上国に届ける活動などをしている。（北川成史）

https://www.tokyo-np.co.jp/article/119043